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社長挨拶

はじめに

日本を取り巻く情勢と変遷

 将来の産業、環境、医療、防災などの分野では、高速高容量デバイス開発、情報通信処理技術ほかによる高速インターネット回線普及、AI,ChatGPTなど人工知能の進化、半導体ベースから遺伝子及び生体タンパク質による量子コンピューターなど技術革新が著しく、近い将来には、実用化されるロボティクス技術と相まって、宇宙から日々の生活まで我々の考えがおよばないスピードで技術革新が進んでいきます。これらの技術革新の恩恵により安心・安全かつ豊かな少子高齢化社会の到来が期待されていますが、反面、現在日本を取り巻く産業界及び経済界では、従来までのビジネスモデルが予測不可能な状態に陥っていきます。この背景には、従来の「仮説検証(検索)型」時代の市場調査、仮説予測設定、試作検証プロセスを経て実施する製品・サービスを提供する時代から流動性Volatility)、不確実性Uncertainty)、複雑性Complexity)、かつ曖昧性Ambiguity)によりこれまでの検証プロセスが適用できない
ブーカ(VUCA)の時代に適用する製品サービス提供の時代へと変遷しつつあります。


当社の取組

このようなブーカの時代に要求される技術・サービス(研究開発支援)人材は、画ー的ものづくりを担ってきたオーソドックスなギルド的職人から大量生産を担う技能者・技術者ではなく、従来にも増して①意図理解、問題発見、問題解決及び創造性に富んだ科学技術・デザイン思考能力(Design Thinking Skills on Science and Technological fields)、②経験知や推測・推論のみに依存しない認知行動、統計処理に基づき隠れた情報(表・裏、合理・非合理、常識・非常識など)を発掘できる統計データー処理解析によるクリティカルシンキング能力(Critical Thinking Skills based on the Statistical Data Processing and Analysis)及び③認知行動心理的にこれら能力を養うために継続的にチャレンジし、激変する雇用環境を生き抜くための知恵・知識と経験を身に着けることが出来る人材「イノベーションマインドを保有した人材」によるブーカの時代に生き残れる技術集団、「新生 株式会社ケイ・オー」の実現を目指し、誠心誠意努力してまいります。

2024(令和6)年 吉日

代表取締役 宮田義雄 



<参考>
VUCAとはもともと軍事用語として用いられ、国と国の戦争に勝ち残るために統合参謀本部が作戦を策定し、現場部隊が作戦を忠実に実行する。近年の多発している戦争においても適用されている。また、ビジネスの世界においても、米国スタンフォード大学ハトフルネス・ラボ(マーフイ重松教授)によりビジネスのみならずマネージメントの手法として提唱。
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