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切削工具内吸引状態異常検知装置

(株)オークマ製次世代切削加工機搭載用として開発した本機は、切削屑を吸引している配管内に発生した詰まりなどの異常を検知し、切削工具の破損を未然に防止します。

本製品開発は、全国中小企業団体中央会「平成21年度ものづくり中小企業製品開発等支援補助金(試作開発等支援事業)」により実施致しました。
事業計画名
「吸引式切り屑完全回収型次世代切削加工システム」における「切削工具内吸引状態異常検知装置」の試作開発
(株)オークマ製切削加工機
次世代切削工具
本試作機の実用化研究は国立大学法人名古屋工業大学中村隆教授指導の下で実施致しました。

機能試作機

α機
β機
日本工業出版(株)
機械と工具(生産加工技術を支える機械と工具) 2008年 11月号
中村隆著 特集「特別企画 これからの工作機械と周辺技術 生産加工における環境対応技術の動向」(P.33~P.37)に掲載

製品仕様

(専用ケース収納時)
製品名:切削工具内吸引状態異常検知装置
型式:ADE TYPE.V
サイズ:(本体ユニット)
W288mm×D140mm×H345mm
(配管ユニット)
W310mm×D75mm×H120mm
重量:(総計)約7.5kg
定格電圧:A.C.100V
定格周波数:50/60Hz
消費電力:24W
外部記憶装置:SDカード
出力インターフェース:外部出力×1,USB×1
検出対象:セミドライエア
圧力差レンジ切替:300hPa,500hPa

主な機能

2通りの異常検出
詰まりかけ状態(警告)と完全詰まり状態(警報)を段階的に検出できます。
検出した状態は、外部ユニット(パトランプ)によって遠くからでも確認できます。
検出時の信号出力
異常検出情報を取り込み、マシンコントロールが可能です。
(検出精度:10msec以下)
データロギング
SDカードへ計測した圧力値、温度及び圧力値より計算された流量・流速値を100msec間隔で記録できます。また、完全詰まり状態では、詰まりが発生した瞬間を500μsec間隔で詳細に記録することも出来ます。

表示性能・操作性

本体モニター画面
8インチ液晶パネルの採用によって、視認性がよく、4種類(風速,風量,圧力,温度)のグラフを同時描画して、データの変化を確認できます。
設定画面一覧
タッチパネルの採用により、細かな設定が可能となっており、ご希望の操作イメージを再現でき、システムアップも容易です。

応用

配管ユニットを流体に合わせてオーダーメイド

その他の使い方として・・・
流体に合った検出方法を提案致します。
配管ユニットの配置をかえて
  • つまり位置の調査
ロギングデータをもとに
  • 保守期間の調査
本製品は、
『次世代ものづくり基盤技術産業展 TECH Biz EXPO 2011』
に出展しました。
出展動画
本開発機のデモンストレーション及び資料をご希望のお客様は、下記よりご連絡ください。
連絡先:株式会社ケイ・オー 技術開発部 新規事業開発グループ
当社のホームページに使用している画像の一部は、
PIXTA社(https://pixta.jp/)が保有している画像を活用しています。
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