本装置は、「超音波による弾性波速度測定技術により、温度、圧力、温度・圧力条件下で試料の伝搬時間を測定し、弾性波(縦波・横波速度)および材料力学定数の温度、圧力特性を求めることができます。
本装置は、平成26年度補正『ものづくり・商業・サービス革新補助金』により製作しました。
事業計画名『超音波干渉法による弾性波速度計測システムの試作開発』
本装置は、平成26年度補正『ものづくり・商業・サービス革新補助金』により製作しました。
事業計画名『超音波干渉法による弾性波速度計測システムの試作開発』
システム仕様
装置名 | 超音波干渉法による弾性波速度計測システム |
周波数(圧電素子共振周波数) Fo(MHz)、インピーダンス整合 | 百kHz~20MHz(常用周波数共振周波数範囲) (印加周波数50MHzMax対応可能)、Z:50Ω |
入出力信号電力増幅度範囲 | 10~50dB |
周波数測定誤差(Δf) (伝搬時間測定誤差) | */-数百Hz (*/-10-3sec) |
測定方式 | 透過型方式、反射型方式 オーバーラップ方式他に対応可能 |
信号処理解析・表示解析 | FFT信号処理、MATLABデータ解析搭載 |
荷重、加熱方式 | 加圧:サーボモーター搭載サーボプレス機(最大荷重:10kN) 加熱:高周波誘導加熱試作回路(加熱温度:~700℃) |
測定条件と測定値 | 下記する材料(低融点合金材料、例Mg合金(AZ31)) 他の固体及び固体から半溶融(Softening Point)の伝搬時間Δt、減衰率Qが測定できる。 (1)温度(T)室温から600℃までの範囲:固体から半溶融 (2)荷重(P)100Mpaまでの範囲:固体 (3)(P、T)in-situ(Max500℃、Max100MPa):固体から半溶融 |
電源 | 単相AC100V ×2 |
サイズ | W1710mm×D570mm×H1600mm |
重量 | 約450kg |
<補足事項>
- 一軸加圧加熱方式を採用
- 信号処理解析については現在マニュアル解析ではあるが自動ピークサーチ機能を検討中
- 静水圧未達のため、別途静水圧対応アンビル加熱炉を検討中
- 酸化雰囲防止用不活性ガス及び真空対応は検討中
<システム構成>
(1)高周波誘導加熱電源制御装置
(2)簡易サーボプレス(機能試作)機
(3)ファンクションジェネレーター
(4)高速バイポーラ電源
(5)オシロスコープ
(6)開発ルールキット(MATLAB)
計測原理
本イメージは、一軸圧縮時の構成を示した。
弾性波を計測する際、振動子を材料に直に接するようにした場合、加熱により振動子の温度特性が変化するしてしまう為、測定結果に誤差が生じる。振動子-材料間に熱伝導性の低い素材(石英ガラス)をバッファーロッドとして採用し、振動子への熱の影響を軽減する。材料の変化分を抽出するには、事前にキャリブレーション値を取得しておく必要がある。
弾性波を計測する際、振動子を材料に直に接するようにした場合、加熱により振動子の温度特性が変化するしてしまう為、測定結果に誤差が生じる。振動子-材料間に熱伝導性の低い素材(石英ガラス)をバッファーロッドとして採用し、振動子への熱の影響を軽減する。材料の変化分を抽出するには、事前にキャリブレーション値を取得しておく必要がある。
表示性能・操作性
<表示グラフの種類>
水(ch1):変位量
緑(ch2):サーボ負荷電圧値
紫(ch3):サーボ回転数
橙(ch4):荷重値
青(speed):運転速度指令値
オプション
<仕様>
最大荷重:4.9kN
最大ストローク:62mm
荷重計測方法:ロードセル
変位計測方法:ダイヤルゲージ
レーザー変位計
サイズ:W247mm×D266mm×H552mm
重量:約14kg
より簡易的に加圧ができるハンドプレスです。
ご希望の仕様にカスタマイズ致します。
ご希望の仕様にカスタマイズ致します。
本システムは、
『次世代ものづくり基盤技術産業展 TECH Biz EXPO 2022』
に出展しました。
『次世代ものづくり基盤技術産業展 TECH Biz EXPO 2022』
に出展しました。
出展動画
出展内容の詳細につきましては、下記リンクをご参照ください。
H26年度補正「超音波干渉法による弾性波速度計測システム」の取組内容と展示物
H26年度補正「超音波干渉法による弾性波速度計測システム」の取組内容と展示物
本システムのデモンストレーション及び資料をご希望のお客様は、下記よりご連絡ください。
連絡先:株式会社ケイ・オー 技術開発部 新規事業開発グループ